「塗装」の大部分を占める「樹脂」は必ず酸化、劣化します。
塗料の大部分である「樹脂」は有機質のため、酸化による劣化があり、日光の紫外線による分子組織の破壊劣化もあります。塗装が劣化すると光沢が減退し汚れやすくなります。年月を経て劣化が深部に達すると美観の維持はおろか、防錆力までも失ってしまうことがあり、特に現代の薄い膜厚の塗装は心配です。
「塗装」の酸化・劣化を食い止める「カーコーティング」。
塗装の酸化を防止し、塗装に届く紫外線を減衰させるためには塗装上に透明被膜を塗布することが有効です。そのためには昔はＷＡＸを使用しましたが分子的な結合を持った被膜ではないので比較的短時間に蒸発や雨で消失してしまう欠点を持っています。そこで現代では、分子的な結合を持ち、塗装よりも柔軟な高分子重合体（ポリマー）で出来た「ポリマーコーティング」や、強固な低分子結合体（オリゴマー）で被膜を作る「ボディガラスコーティング」によるカーコーティングが主流いなってきています。
お車のキレイに対する感性をより良く大切に維持するために
車の美観と防錆を担う塗装も、時間と環境によって、酸化と紫外線による破壊劣化が起きます。それを長期間に渡って防ぐと共に、コーティング被膜自体が持っている「艶」「光沢」が、塗装本来の「艶」「光沢」をより強調し、より強い「発色」を引き出す能力があります。
カーコーティングは繰り返すか、メンテナンスを定期的に
カーコーティングは、塗装の身代わりとなって汚れと紫外線を受け、自らが劣化していくことで塗装を守ります（犠牲被膜効果）。だから時間の経過によってカーコーティング被膜の劣化による美観の劣化は当然であり、ポリマーコーティングタイプ（キーパー、クリスタルキーパー）のように比較的短期間（３ケ月～１年）で繰り返し施工するか、５年長寿命の塗装より強いボディガラスコーティングでも、定期的なメンテナンスを行うことで、車の塗装を守ると同時に美観を維持することが出来、いつまでも美しいお車に乗っていただけます。
